司祭叙階50周年だと気づいて、自分自身でも「すごい!」と思っています。
ここまで来ることができたのも、間違いなく、支えてくださった教会の皆様とこれまで出会ったたくさんの方々のおかげです。
ご存知の通り、私は信心深い人ではありません。
確かに、17歳でイエズス会に入るときまで、高校時代の毎朝、学校に行く前にミサに与っていました。
でも、入会してから間もない頃、マドリードに近いアランフェスの大きい修道院にいた私に、母からの電話がありました。
受付のブラザーが私を探しましたが、なかなか見つかりませんでした。
急いでいた母は、「すみませんが、ブラザーは息子を聖堂で探していらっしゃるでしょうね。無駄、無駄。食堂です。食堂に行ってみてください」と提案しました。
するとやはり、私はしっかり食堂にいたのです(珍しくも…)。
こんな具合ですから、よくここまで持ったな、と感動している次第です。
私の今の気持ちは、「
私たちは、私たちに対する神の愛を知り、また信じています」(ヨハネの手紙一4・16)ということです。
これからしたいと思うのは、「
正義を行い、慈しみを愛し、へりくだって神と共に歩むこと、これである」(ミカ書6・8)ということです。
今から願い求めるのは、「
主よ、わたしが蒔いたあなたの種を、実らせてください」ということです。
皆さんから頂く精神的な花束のおかげで非常に助かっています。誠にありがとうございます。
ただ、私のためだけでなく、いつか金祝を迎える司祭たちと修道者が増えるためにも、その祈りを捧げてくだされば、私もなお一層嬉しく幸いです。
ハビエル・ガラルダ
」が東京カテドラル聖マリア大聖堂にて行なわれ、ペトロ岡田武夫大司教の霊名のお祝いと、司祭叙階ダイヤモンド祝(60年)、金祝(50年)、銀祝(25年)のお祝いが行われました。